以下のアピールのご案内が組合中執に届きましたので、お伝えします。参加希望者は、アピール世話人 谷本盛光先生にご連絡ください。morimitsutanimoto@yahoo.co.jp
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今年1月8日に新潟県の学者・研究者有志で発表しました「日本学術会議会員の任命拒否に関する声明」への賛同ありがとうございました。
任命拒否という激震が走ってあれから1年、なお6人の任命拒否はそのまま、理由も何ら説明されず、大学への統制は強まり、忖度によって報道の自由も狭められ、自粛によって表現の自由も脅かされ、息苦しい窒息状況が続いています。日本学術会議は引き続き6名の任命を求めていますが、岸田新首相は「任命拒否の撤回はしない」と発言するなど、新首相のもとではこの問題の展望は見えません。
いま、衆議院議員の任期満了を前に、総選挙が行われようとしています。今度の総選挙は、この国のあり方を問い改める大きな機会になり、このとき大学人として黙しておくことはできないと考えます。
おりしも9月8日、これまでの安倍–菅政治に対置して、立憲4党(立憲民主、共産、社民、れいわ)は「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」と共通政策で合意しました。「日本学術会議の会員を同会議の推薦通りに任命する」ことも書かれてあります。
9月30日、添付のように、私たち有志(退職者)は、市民連合と立憲野党との政策合意を支持し、衆議院選挙において、思想・信条の自由を前提に、市民社会と共同した立憲野党の政権の実現を求め意見表明をしました。このアピールの中身を深めるために、いまの日本の大学の実情を俯瞰することから政権交代の必要性を考えてゆきたいと思います。そのため 総選挙公示日の前日 10月18日(月)18時より 一時間程度 zoomによるオンラインでアピールの場をもちます。
ぜひご参加ください。参加(途中参加でも可)できる場合 メールで返信いただけるとzoom URLをお送りします。
アピール世話人 阿部邦昭 崎尾均 谷本盛光 森田龍義
10月18日 (月) 17時45分 zoom開場 18時開会 19時終了予定
プログラム
1 日本学術会議会員の任命拒否に関するこれまでの経過と現在 谷本盛光(世話人を代表して 新潟大学名誉教授) 5分
2 基調報告: 私物化される日本の大学 伊藤克美、鈴木賢治 (新潟大学教育学部) 15分
3 コロナ下での新潟の学生の経済的貧困 伊藤亮司(新潟大学農学部)7分
4 核兵器禁止条約に参加する政府を! 今がチャンス 赤井純治(新潟大学名誉教授)7分
5 自由発言 20分
6 まとめと今後の行動について 岡野勉 (新潟大学教育学部)5分